価値観の違いにより人間関係が上手くいかないということはよく聞きます。
価値観とは何でしょうか。
広辞苑によると価値観は、「何に価値を認めるかと言う考え方。善悪・好悪など価値を判断するとき、その根幹をなす物事の見方」と書かれています。
価値観は、個々人の個性や生きてきた環境に大きな影響を受けます。
価値観が、色々な面で完璧に一致する人はいないと言っていいほど人それぞれに違います。
価値観と言う言葉の主な使い方は、「価値観の一致」「価値観の不一致」「価値観の共有」等他者との関係についてが多く、人間関係に大きな影響を与えます。
価値観が違う人と出会った時、どのように付き合っていけばいいのか悩んでいる人は多いと思います。
価値観が違う人とどのように人間関係を築いていけばよういか考えていきましょう。
価値観の違いは人間関係に影響します
価値観が違うと一番思うのは、金銭感覚です。友達と食事に言ったとき友達は3000円ぐらいのもの、自分は1000円ごらいのものを食べることはないでしょうか。また洋服には、お金をかけるが食事は、質素であることもあります。これが家庭をもったとき顕著に現れます。自分は節約するのがよいと思って節約をしているのに、相手は消費が激しいこともよく聞くところです。
仕事の取組み方も価値観の違いを感じる場面が多いと思います。
自分は仕事を一生懸命頑張って休日出勤してでも仕事に没頭しすることは普通なことと思う人と、休日出勤はよほどのことが無ければしない人います。
また好き嫌いの好みも人によって違います。これも価値観の違いと言っていいかもしれません。趣味も人それぞれ違い、アウトドアが好きな人もいれば映画や読書など、インドアが好きな人もいます。
このような価値観が違うことで意見が合わず人間関係が崩れることも多くあります。
お互いの価値を理解し人間関係を良好にするにはどうしたらいいのでしょう
他人と“価値観”が違うということは分かったと思いますが、人は他人の“価値観”を理解し受け入れることが難しいものです。誰れしも自分の“価値観”に対しては当たり前で、自分の“価値観”は、正しいものだと思いこんでいるのです。
それは、育った環境や自分の周囲の人の“価値観”を潜在意識の中に植え付けられているからなのです。
そして、何かの選択をする時に“価値観”を無意識に用いて判断しているのです。
まず大切なのは、「自分と他人の価値観は違う」という視点に立つことです。
価値観が違うのは、育った環境の違いや、今まで経験した内容や量、周囲の人からの影響が大きく作用します。
そのためまず前提は、違って当たり前と思って付き合って行かなければいけないのです。
そして自分と他人との違いを理解することによって、自分の“価値観”を他人に押し付けること無く、スムーズな人間関係を築くことができまるようになります。
価値観の違いがあっても仕事での人間関係を良好にしていきましょう
職場において「価値観」が違う人がいると、その人とは合わないと感じ、なんとなく仕事が面白くなかったり、会話が少なくなる傾向があるかもしれません。
しかし、職場には、なにか目指すビジョン、ミッションがあるところがほとんどです。
業種によりビジョンやミッションはさまざまですが、その目的を達成するため職員が一丸となって行動することが大切です。
そのために、個人の価値観が影響することはあっても、仕事の目的は一つです。
どんなに価値観が違っていたとしても、仕事においては共通の「目的」があることを意識して、人間関係を良好に保つよう自分自身が努力しましょう。
大切なのは、自分の価値観を変えるのではなく、自分の価値観を相手に押し付けないことです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
価値観は、今まで生きてきた長い時間で作られたものです。
その価値観をお互い理解するのも難しいのは確かです。
まず価値観が違うのは、当たり前であるという認識をもって受け止めることが大切です。
お互いの価値観を尊重することで、人間関係も良好になると思います。
また相手の価値観を知ることで新しい考え方、見方ができるようになることもあります。価値観は、接する周りの人の影響により変化していきます。新たな世界をどんどん広げていけると新たな人生が切り拓かれるものです。お互いの価値観を受け入れることで楽しい人生を歩んで生きましょう。