今回も、原邦雄著「100点のほめ方」からお話します。
前回100点のほめ方で良好な人間関係を築きましょうというお話をしました。
100点のほめ方をしましょうと言われても理屈はわかるけど・・・・と悩んでいる人もいるのではないではないでしょうか?
相手のことを「きちんと聞く」ためには「質問」だけでなく雰囲気作りが重要です。
雰囲気づくりもテクニックです。
マジック質問の「好きなことを聞く」「継続していることを聞く」「大切にしていることを聞く」時は、「人の心をつかむ仕草」をおこなうことが大切です。
これから100点のほめ方についてさらに考えて行きたいと思います。
100点のほめ方は、人の心をつかむ笑顔が大切です
まず笑顔です。
当然のことですが、相手の話を聞く時は笑顔を意識することが大切です。
笑顔で嫌な思いをすることはないのです。
笑顔が苦手だと言う方は私が毎日実践している方法を紹介します。
朝鏡に向かって口角をあげて、笑顔の練習を習慣化することです。
もう一つよい方法があります。今はzoom研修が多くあります。
講義を受けている時に、zoomの中に映っている自分の表情を意識する習慣をつけることです。
私は毎朝30分勉強会に参加しているので、笑顔を意識してつくる訓練をしています。
すると日常で自然に笑顔になっていくのです。
笑顔は100点のほめ方をするうえで一番重要と考えます。
100点のほめ方で大事なのは、相手の目を見ることです
昔から「目は口ほどに物を言う」といいます。
アイコンタクトは相手に信頼や好意を伝える力があります。
相手の目を見ることは、「あなたの話を聞いています」「あなたのことを理解しようとしています」というメッセージにつながります。
しかし100点のほめ方をするには目を見ることが大切と言われたからと言ってじっと見つめすぎると、相手が圧迫感を覚えて避けい気持ちになることもあります。
メモをみたり、資料をみたりして、お互いいい距離感を保つことも大切です。
新型コロナウイルス感染症によりマスクを付けることが日常となりました。
そのためますます目の表情が大切になってきます。
笑顔トレーニングをすると目元も優しい表情になります。
相手からの印象もよくなりますので笑顔の優しい目で相手の目を適度に見ながらほめたり、話を聞いたりすることで100点のほめ方になります。
100点のほめ方で大事なのは、メモを取ることでです
これは100点のほめ方に限ったわけではありません。
話を聞きながらメモを取ることはお勧めです
。メモをとることで自分の頭の中が整理されます。
そしてメモは、自分だけのためではないのです。
メモを取りながら話を聞くと、相手は、「この人は、自分の話を真剣に聞いてくれる」と安心して自分で悩んでいることを話そうと思うのです。
100点のほめ方はメモをとることで効果がでるのです。
しかしメモをとるのが大事と言っても四六時中下を見てメモをとっていたのでは、相手は話にくくなります。笑顔で、相手の目を見ながら、ポイントをメモしながら聞いていくことが大事になります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
あなたの目をみながら、手元でメモを取りながら笑顔で話を聞いてくれる上司なら「真剣に話を聞いてくれているな。もっと話してみよう」と思うのではないでしょうか?
ようするに100点のほめ方は「聞く姿勢」が大事なのです。
笑顔、目をみる、メモをとるは、基本的な動作です。
これらを状況にあわせて臨機応変に組み合わせて「きちんと話を聞いています」「あなたを理解しようとしています」という姿勢を示すことが重要です。
そうすることで相手の気持ちがほぐれ100点のほめ方も効果がでるのです。