人が動く理由には、理由がわかる、良好な人間関係、情報がきちんと伝わることであると以前お話しましたが、次に動くためには、前の結果が大きく影響すると言われています。
今回はマクレガーのX理論、Y理論を学びながら考えていきたいと思います。
行動のきっかけになる目的行動は、前の結果に大きく影響されることがわかっています。
そして結果だけを見るのではなく、結果に繋がるプロセス、すなわち行動にも目を向けることが大切と言われています。
人が動く理由について考えていきたいと思います。
まず人が動く理由について考える前提としてX理論とY理論を知りましょう
マクレガーが提唱したX理論とY理論について学びましょう。
X理論
・人は、生来仕事が嫌いで、仕事をしたくないと思っている
・人は、強制されたり、統制されたり、命令されたり、処罰するぞとおどかされたりしなければ十分な力を出さないし
動かない。
・人は命令される方が好きで、責任を回避したがり、あまり野心を持たず、何よりも安全を望んでいる。
Y理論
・仕事で心身を使うのは当たり前のことであり、遊びや休憩の場合と変わりない。
・人は進んで身をゆだねた目標のためには、自ら鞭打って働く
・献身的に目標達成につくすかどうかは、それを達成して得る報酬しだいである。
報酬は、金銭、物品に限らず心の報酬、仕事での報酬もある。
・人は条件しだいでは責任を引き受けるばかりか、自らすすんで責任をとろうとする。
・企業の問題を解決しようと、比較的行動の創造力を駆使し、創意工夫する能力はたいてい人に備わっている。
・現代の企業においては、日常、従業員の知的能力はほんの一部しかいかされていない。
まずこのX理論とY理論が人が動くかどうかの原点となります。
人が動く理由は、行動に焦点を当ててほめることが大切です
一般的には、結果だけをみようとする傾向があります。
子供がテストで100点をとった時やはり100点という点数に焦点を当ててしまいます。
しかしこれは間違いであると言われています。
なぜなら結果は、行動の連続によって生まれるからです。
100点をとるためのプロセスをほめることが大事なのです。
100点という結果だけをほめていると、90点を取った時だめという評価をしてしまうのです。
人はどうしてもマイナスに焦点を当てがちですが、少し見る視点をかえるとプラスの部分が見えるのです。
その部分をほめることで、ほめられた人は喜びとなり、次の行動を起こして動くのです。
小さな成功体験の連続こそが人が動くことに繋がるのです
人が動くには動くきっかけがあります。
きっかけによって行動を起こします。
そして行動したことの結果がでます。
ここで大事なのは、この結果が次のきっかけに影響を与えるということです。
例えば、おいしそうなお菓子を出されて(きっかけ)食べる(行動)美味しくなかった(結果)となると次に同じお菓子をだされても食べないです。
しかし自分は苦手だなと思うお客が来た(きっかけ)お話をする(行動)以外に思ったより話しやすかった(結果)となり、次回もう一度話をしようと思うのではないでしょうか?
このように結果は、次のきっかけに影響を与えるのです。
人が動くためには、小さな成功体験を積んで行くことが大切なのです。
まとめ
どうだったでしょうか?
人が動くためには、小さな成功体験を多く積み重ねることが大切であることがわかりました。
そしてプラスに焦点をあてて、その行動についてほめることで次の行動の自主性を生むのです。
ほめる時はできるだけ瞬時に、遅くても1~2週間以内にほめることで行動が加速されるのです。
結果のみをほめるのではなく、結果に繋がるプロセスすなわち行動をほめることで人は動くのです。
マクレガーのY理論で人は動くことで成果があがるのです。
人はほめられるために生まれ、ほめ合うために存在するのです。
小さな成功体験を積み上げるためには、プロセスをしっかりほめることが大事なのです。