毎日の生活の中で、相手の悪口を言ったり、妬んだり、陰口を言ったり、自分はどうせだめな人間なんだという人たちはいませんか?
私は以前からずっとこのような人が少なからずいるのことに悩んでいました。
どうして人の良いところを見ようとしないのだろう、どうして陰口を言うのだろう、注意すると「どうせ私はダメな人間だから」と言うのだろうと。
一人一人は、みんな良好な人間関係を望んでいるのに、どうして人間関係がうまく行かないのだろうと悩んでいました。
そして気づいたのです。
自分を承認したり、自分をほめることができていない人が、他者を認められないということです。
人は、自分をほめるほどにしか相手をほめることができないということです。
まず大事なのは自分を“ほめる“ことです。それでは自分をほめることについてお話をしていきます。
みなさんは、自分自身をしっかりほめているでしょうか?
私は、以前看護部長をしていた時、相手の悪口を言ったり、妬んだり、陰口を言ったり、自分はどうせだめな人間なんだという人たちが少なからずいました。
そのために、部署の人間関係が上手くいかず悩んでいる人たちが、しんどくなって退職していきました。
看護部長退任後も何か対策はないかと悩んでいた時、「ほめ育」に出会いました。
「ほめ育」の原点は、「人はほめられるために生まれてきた、そしてほめ合うために存在する」です。
この言葉に出会ったことで思ったことがあります。
人はどれだけほめられているのだろうかと思いました。
人は、9割の人がほめが足りないと言われています。
そして相手に対してどれだけほめているかの前に、自分をどれだけほめているのでしょうか?
脳は、意識的にプラスにしないと、どうしてもマイナスになりやすい傾向にあると言われています。
自分をほめることを習慣化していきましょう。
“自分をほめる”事の効果を考えてみましょう
自分をほめることは、心のバランスが安定して、周りの言動に振り回されることなく自分の気持ちをコントロールできるようになります。
自分をほめることで、自己承認ができるようになり、自己肯定感が高くなします。
自己肯定感が高まると、一番は自分を大切に思えるようになります。
自分をほめて自分を大切に思えるようになるといろいろな効果があります。
一つは、脳内物質(セロトニンやドーパミン)が分泌され、心に安定と活力が生まれます。
二つ目は、自分を承認できることで、他者からの承認の有無に振り回されることなく、自分らしく生きられるようになります。
そして自分自身がやさしくなれるので良好な人間関係が築けるようになります。
自分をほめることを習慣化し、自分を大切に思えるようになりましょう。
“自分をほめる”ことを習慣化するにはどのような方法があるでしょうか?
「ほめ育」では小さな「ほめ」から始めてみましょうと言っています。
“自分をほめましょう“と言ってもなかなかできないものです。
また自分をほめたからと言って、急に性格が変わるわけではなくライフスタイルを明るくしていくためのものです。
まず1日のちょっとした“自分をほめる“ことから始めて、ひとつずつ積み重ねていくことです。
日々当たり前と思っていることでもほめていくことが大切です。
例えば「バスに間に合うように行動できた」「年配の方に席を譲った」「降りる時、運転手さんにありがとうと言った」など日ごろ当たり前に行っていることでもほめてあげましょう。
大事なことは、小さな声でいいので声に出して「運転手さんにありがとうと言った私は素晴らしい」とほめてあげるのです。
そうすると声があなたの耳を通して脳に入り、自分ほめの貯金ができていくのです。
3週間続けると習慣化されます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
自分をほめることで自分を大切にすることができるようになり、自分がやさしくなることで、人間関係も良好になります。
人は日々の生活の中で、人間関係で悩むことが多くあります。
人間関係が上手く行かない時、相手が悪いと思ってしまいますが、自分自身を大切にすることで自分自身が変わることが大切となります。
毎日小さいこと、当たり前のことから自分をほめる習慣を身に着けて行きましょう。
寝る前に「今日○○した私は素晴らしい」と書き出す方法も効果があります。
この方法を3週間続けるのです。
そしてこれをする時は、いつも違うことをほめることです。これを繰り返していくと自然と自分をほめる基準が下がっていくのです。
基準が下がると、相手を認められるようになるのです。
まず小さなほめを3週間続けてみましょう。
そして幸せな人生にしていきましょう。
人は幸せになるために生まれてきたのです。