人間関係の基本は「人は鏡」と心得ましょう

良好な人間関係

人間関係が上手くいかないとき、相手が悪いと思ってしまうことが多いのではないでしょうか?
「どうしてわかってくれないのだろう」「相手はあんなやつだ」「相手のために何でこんなに苦しまなければいけないのか」等。

相手の言葉や態度が、問題である場合も多いと思いますが、相手を変えるきっかけは与えられても、変えることはできないのです。

そう言われても、相手に腹がたって仕方なかったり、関わりたくなくなること多いと思います。
ではどうしたらいいのでしょう。
人間関係が上手くいかないと仕事でも家庭でも気分が落ち込んでしまいます。少し解決策を考えてみましょう。

良好な人間関係を阻む理由の一つに、親との関係が影響しています

自分を認められなかったり、ネガティブ思考の方と話しをていると親との関係性が浮かび上がってきます。
親が厳しく叱られるばかりしていたから「自分はだめな人間なんだ」と思うと同時に、いかに叱られないようにするかを考え、「親の目ばかり気にして生きてきた」と言う人がかなり多くいます。

そしてそのまま成長しているので、相手にほめられても「なんでそんなことでほめられるの。当たり前のことなのに」と素直に受け入れられないのです。

また親に「ダメ出し」ばかりされていた人の中には、いかに相手に負けないようにするかを考え「言い負かす」方法を身に着けている人も多いことに気づかされます。

そのため何が起きるかと言うと、最初は上手くいっている人間関係が、関わりたくないと思われる人になってしまうのです。ちょっと自分と違うと「どうして」と追及が続くので、関わると「何を言われるか分からない」ので、次第に離れていくのです。相手ろの関係は、表面的な付き合いになってしまいます。

そして自分と相手との人間関係が上手くいかないのは、「自分ではなく相手が悪いから」と言う思いになるので、ますます人間関係が上手く行かなくなるのです。

人間関係が上手くいかない時は、相手でなく自分に目を向けてみましょう

相手との人間関係に悩んだ時、「相手が悪い」と思う前に「どうしてあの人に腹を立てているのだろう」「あの人がどうして嫌いなんだろう」「どうしてあの人がにがてなんだろう」「どうして私は素直になれないのだろう」等立ち止まって考えてみることが大切です。

立ち止まって考える中で、自分の価値観や怒りのパターン、物事の受け止め方に気づいていくのです。
そうすると相手の言葉や考え方や行動と比べてみると自分との違いがわかるようになります。

まず自分と相手は違う人間であるという当然のことに気づくのです。
価値観の違いを知り受け止めるだけでも、相手との関わりが改善され、人間関係が上手くいくようになるのです。

相手との人間関係は、相手を知ることがまず第一歩です

昔から「人は鏡」と言われています。

よくあるのが、自分の「~べき」が、相手と違う時に許せなくなります。身近なことで言えば、待ち合わせにギリギリ来る人と30分前に来る人のどちらが悪いかと問われても難しいところです。しかし早く来る人は、ギリギリの人にイライラしてしまうとよく聞きます。私は、30分前には必ず行く方なのですが、友達はギリギリに来ます。もし30分前に来たのにギリギリに来た友だちに「遅い」と言っても、「何言っているの。時間に間に合ったでしょ。」と言われるだけです。お互い気まずくなってしまいます。

私は、性格上、早くいかないと落ち着かないのです。そのため30分以上前に行き、自分で楽しめることに時間を使います。これが私の価値観なのです。

ギリギリに来る人は、私と合う前に何か用事をしてきていることが多いです。時間を有効に使っている人なのです。

お互いを知ることで、イライラも無くなるので良好な人間関係を築いていけるのです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

相手との人間関係が上手く行かない時は、自分の内面を覗いて見ることが大切です。
相手が間違っていることも多くあります。自分が正しいこともあります。

ここで重要のが、正しいことが伝わるためには、人間関係が良好かどうかなのです。いくら正しいことを言っても、良好な人間関係がなければ伝わらないのです。
「何を言うか」より「誰が言うか」が大事なのです。

日常で人間関係に悩んでいる方は、まず自分を振り返って見てください。何か見えてきます。

しかし気を付けていただきたいことがあります。

そうは言っても、努力しても良好な人間関係が保てない場合があります。

自分が変われば相手と良好な人間関係が保てるから、良好な人間関係が保てないのは、自分が悪いと責めてしまうことはやめましょう。

責める必要はないのです。責めるのではなく、信頼できる人に相談して、その人と少し距離をおくことも大切であることを知っておいてください。

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